ラスト・プライムミニスター・スガ

 私は2か月前の7月13日付でアップした「安倍長期政権とは一体なんだったのか(後編)」の最後で、以下のように書きました。

長かった安倍政権も近く終焉を迎えるでしょう。おそらく、そのあとも変わり映えのしない総理による自民党政権が続く可能性が大だと思います。

この予測はまさにドンピシャリでした。

そこで調子こいて次の予測を書きたいと思います。

「ラスト・プライムミニスター・スガ」です。

 

その理由は、20年以上にわたって使い古され、なんの成果も出ていない「規制改革」を新政権のスローガンに掲げるようではもう自民党は終わったからです。今回の自民党総裁選挙も政策議論などなく「寄らば官邸1強の陰」だけでした。

 

この政権を倒すことは、指先1本で簡単にできると思います。それには、野党がそれぞれの政党を解党し「打倒自民党」というそのまんまの名称の政党に一本化できるかどうかです。解党できなければ、一時的に活動を休止するなり党の要綱を棚上げするなどして、いわば令和の野党間での「国共合作」暫定政党に移行するのです。

 

単なる野合では政策の一致はできない、その政権は混乱し、かならず自己崩壊すると国民は心配するでしょう。だからそんな失敗を繰り返さないために、7年8か月の第2次安倍政権下で制定又は改正された「法律をすべて以前に戻す」それを唯一の政策として選挙を戦うのです。

 

激変する気象・社会・経済情勢の中でとってつけた急ごしらえの新政策など打ち出しては逆効果です。コロナ禍も異常気象も人間による産業革命以来の経済成長路線が生み出したものです。その人間の生き方そのものを根本から見直すぐらいの変革が求められています。「いったん元に戻って一緒に生き方を考え直してみませんか」、それを選挙スローガンにするのです。新たな政策はその次の総選挙で打ち出せばよいのです。そうすれば国民も安心して「打倒自民党」に投票できると思います。

 

外交関係は継続性もあり急には変えられません。内政も出身野党間での考え方の違いから不満もあるでしょう。しかし、束になっても勝てない自民党を前に分裂を繰り返すだけの野党でした。勝てるのに勝とうとしない野党でした。安倍長期政権の最大の応援団は国民の選択肢になり得ない野党でした。

 

このように現実における国民の困窮よりも、わずかなイデオロギーの違いの方を大切にしたために、一本化できなかったこれまでの野党には、国民は皆もう飽き飽きしています。どんなに不満があろうとも政権奪還後の4年間は国民のために私利私欲を捨てて我慢してください。そうしてまず「長期安倍政権下でのあらゆる改悪を元に戻す」に全力集中してください。今やるべき一本化すらできない野党に、その先の新たな政策など誰も期待してはいません。やりたければその次の総選挙で元の政党に戻るなりして、互いに競い合えばよいのです。まさにこれこそが令和の「国共合作」ではないでしょうか。

 

小泉元総理ではありませんが「打倒自民党のためには、まず自分の政党からぶっ壊す」というくらいの覚悟が野党にできれば、次の総選挙で「ラスト・プライムミニスター・スガ」となると思います。

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